この一戦は、バンクーバー近郊エリアのチームのトーナメントの1つで、パイオニアカップと呼ばれます。
U15のトーナメントで、大河にとっては1つ年上のチームですが、ウィスラーは冬の時期のサッカー少年が少なくなってしまうので、こうして年下の子供も混ざってプレーしています。
全体のチーム人数が15名程度で、内3名がU14年代、さらにU13年代の子供も二人も!
チームプレーのようなものはないし、コーチもイージーな感じで子供任せで適当な感じ。だから、一見すると、弱そうなチームなんですが、意外に強いんですよ。
その1つの要因は、このチーム・メキシコ。
なんと4人もメキシコ留学生がいるのです。
みんなスキーがしたかったり、英語を学びたかったりして来ているのですが、サッカーがうまい。特に個人技のうまさは南米特有。よく大学駅伝に、アフリカの選手がいて、ちょっとズルいなあ、と思うこともあるけど、それと似ている感じです。
そして大河は、なぜかメキシコ留学生と仲が良く、その中でも一番仲が良いネジーブくんとは、いっしょに学校の課題に取り組むため家で勉強したり、スクールバスでウチまで来ていっしょにサッカー練習に行ったりています。
ちなみにそのネジーブくんの叔父さんは、先日、世界の映画界の最高峰の賞、オスカーを取った有名人。バードマンってタイトルで、3つの賞も取ったとか。そんな叔父さんとぜひ会って、お話してみたいものだけど。
そんなネジーブと大河は、良いコンビネーションで最初のゴールを決めました。
以下の動画、最初のフリーキックのシーンです。
前半20分くらいのところで、大河がフリーキック。残念ながら、クロスバーに当たるのですが、そのリバウンドを見事にネジーブが決めたのです。決勝戦のナーバスな時間帯だったけに、この1点は大きかったなあ。
2点目もウィスラー。またもやネジーブからのプレーでした。
ネジーブが上げたクロスを、相手のチームのディフェフェンダーがカットするために、ヘッドしたのだけど、ゴールキーパーと交錯するような感じになってオウンゴールに。
相手の子供たちにとっては、可愛そうな失点になってしまったけど、このゴールは大きかったなあ。
というのも、基本的に相手の子供たちの方が平均的にはうまくて、しかもチームとしてよくまとまっていたのです。
だから、後半のボールポゼッションもかなり圧倒されたし、シュートもビュンビュン蹴られました。その度にハラハラ。
だけど、相手のチームはラフなプレーが多く、イエローカードをもらう子供も出て、しかもレフリーに対して暴言を吐いたようです。そのためイエローが2枚出てレッドで退場に、!それに怒った向うのコーチが、なんだか相当悪い言葉を吐いたようです。まあ、その前からレフリーにたくさん文句言っていたようで、なんと向こうのコーチも退場処分の荒れ荒れ模様に!
プロでも珍しいこの処分、子供の試合で初めてみたなあ。
この流れなら当然、ウィスラーが有利なわけだけど、かなりアグレッシブに攻められて相手の方が圧倒していました。
そんな中、遂に残り5分というところで、相手にゴールを決められたのです。やば!
それからの5分は本当に長く感じましたね。
だけど、ハラハラ攻められながらも、なんとかしのいで勝ち切りました!
大河は長いことサッカーしているのですが、これまで経験したトーナメントでは、決勝に行ったのが3戦で、すべて負けていました。だから、決勝戦になると、勝てないという悔しさを味わっていたのですが、遂に遂に今日勝てたのです!いやあ、嬉しかったなあ。
そして、40分×2を戦い抜いたことも嬉しかったですね。
前半は、攻撃的なミッドで、後半はディフェンスの要に。
これまで大河に「おめでとう!」ということを伝えたことはほとんどなかったけど、久しぶりに「おめでとう!」と伝えました。
そして、ウィスラーのチーム、みーんなナイス・ハッスル・プレーでした。
おめでとう!!
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