カナダ・バンクーバー、東京はZIPAIR一択で決まりの4つの理由

2024年5月24日金曜日

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バンクーバー空港から成田空港まで、ZIPAIRを利用して帰国しました。

これまでは、JALやAir Canadaを使っていましたが、実際に初めてZIPAIRを利用してみて、これからはZIPAIR一択で決まり!と思いましたので、その4つの理由をご紹介しましょう。

また、これから初めてZIPAIRを利用する方のハウツーや注意点、対策などお伝えしますので、ZIPAIRで日本へ帰国、あるいはバンクーバーに行く方は、ぜひご一読していただければ、と思います。

@ZIPAIR Tokyo

理由①価格の安さ!

理由その1は、なんといっても価格の安さです。

コロナ前までは、日本までの航空券代は1000ドル(10万円)ほどあれば購入できましたが、コロナ収束の今、そのような価格でJALやAir Canadaでは買えません。私が今回の5月末のトリップに合わせて、2月頃に航空券を探していた時、Air Canadaでかろうじて妥協点とも言える1300ドル台の航空券があったと記憶しています。しかし、それも1、2週間迷っている内に売り切れてしまって、残るチケット代金は、1500ドルとかに上がってしまいました。

しかも、Air Canadaは荷物の制約があり、基本的にフリーで預けられる荷物は1つ。しかも重量制限もたしか23キロとか。

一方、できれば一番、私が希望していたJALは、見た瞬間、頭が真っ白になるほどの高額。あまりにも高くて眼中になかったので、覚えていません!(笑)

そんな中、救世主として現れたのが、ZIPAIRです!


私もみなさんと同じように、検索してZIPAIRのことを調べました。預け荷物を事前に予約しておくこと、食事を予約すること、ビールを買わないといけないことなど。それなら、何か軽食を持ち込むかどうかなど、考慮しました。

調べている内にしだいに「行けそうだ!」と思いが強くなり、ZIPAIRのチケット購入検討へ。

そして、ある程度、決めてから1週間ほど経つと、希望の日付で行けるチケットが減り、また代金も徐々に上がって来てしまったのです。それで「ヤバい!」と思ってから、すぐに購入に至りました。

あとで、反省点や注意点など知っておきたいことをご紹介していきますが、今、最初の日本行きのトリップを終えて、本当にZIPAIRに決めて良かったと思っています。そして、これからはおそらくJALもAir Canadaは、利用しないだろうと思いました。

その理由もお伝えしていきます。


理由②食事有料、事前予約で見えたZIPAIRの優れた点

ZIPAIRの予約で難しかった点は、何より事前に預け荷物や食事まで予約しないといけなかったことです。

実際に、私は失敗しました。

行き帰りの食事を予約したつもりだったのですが、行きに2つの食事を予約してしまったのです。すぐに気づいたのですが、キャンセルができませんでした。ひじょうに意地悪なシステムです。

そのことをチェックインのカウンターで伝えても担当者は、そのことを理解できないし対応もできません。キャンセルができない、あるいはすることができたとしてもとても困難なシステムです。私は、未だに一度、決めてしまった予約事項(食事)をキャンセルする方法がわかりません。

また機内に預ける荷物は、行きはなしでも良かったことに気づきました。というのも、そもそも日本の実家には私の服がある程度あるので、日本へ持って行くものは友人や家族のおみやげだけだったのです。だけど、帰りは日本で購入したものを持って帰るための大きな荷物が必要。だから、日本でスーツケースを買って対応できました。

しかし、すでに行きも帰りも預け荷物を予約してしまって、そのキャンセルもできませんでした…。

確か預け荷物は、50ドルくらい(1個あたり30kgまで7,000円)だったので、ちょっと損しちゃったなあ、という感じです。日本なら楽天で、8000円ほど出せば良いスーツケースだって買えたので。ちょうど新しいスーツケースあった方がいいな、と思っていたところだったし。

※ZIPAIRの機内持込手荷物は7キロまで無料で、チェックイン時に重さを調べられました。


実際に飛行機に乗って、最初に出て来た2つものミール…。キャビンアテンダントさんに、「キャンセルできますか?」と聞いたところ「恐れ入りますが、できません」の回答。まあ、そうだよなあ。2つも食べれないし、かと言って、小さなテーブルに2つ乗せられても食べ難いし…、と悩んでいたところ、右隣の方が食事をオーダー入れてなかったことがわかり、ダメ元で聞いてみました。

「もし、よかったら1つ食べてくれませんか?」

すると、その方は1つ取ってくれました。ならお礼にと、「2つ持って来たカシューナッツ、内1つを差し上げます」ってナッツおつまみをくれたのです!

いやあ、これは嬉しかった。というのも、成田に到着前のところで、ビール(※ちなみに1缶500円)をオーダーし、ちょうど良いおつまみになったからです。しかも、このオーガニックのカシューナッツ、結構、良い商品のようで、おいしかったのです。


ところで、これからが肝心のところ!

普段、飛行機に乗っていると、全員に対して、お食事、飲み物が配られますよね。あれがないZIPAIRって、結構、調子がいいことがわかっちゃいました。以下に4つの理由もご紹介していきましょう。

理由①:食べたい時に好きなものを食べられる
(※事前予約の機内食は、飛び立ってから安定飛行した時と、到着前のお食事の2回。あとは、カップのラーメンやうどんがオーダーできる。ソフトドリンク、ビールなども。
事前予約のミールの時間はある程度決まっているけど、おおまかに好きな時間で食事や飲み物を楽しめる)

理由②:到着前の食べたくない食事で起こされない
以前は、よく食べたくない時間帯にお食事の案内されて「いらないよ」とよく答えていたのですが、それがなくなった。私は、機内食は大抵1食あれば充分で、あとは軽食などでOKの質。睡眠中に食事案内で起こされることがなくなって、嬉しい。

理由③:トイレが混まなくなった
みんな同じような時間帯で食事を取るから、トイレの時間帯も同じような時間帯になりがち。だけど、ZIPAIRのそれぞれの食事時間帯が自由であれば、トイレはそれほど混まないものだと知った。



以上が、食事有料、事前予約で見えたZIPAIRの優れた点です。

目からウロコというか、このシステムの方が、往来の航空会社の一斉食事よりもずっといいな、と思いました。

そもそも、どこの航空会社の機内食にしても、それほど大したことはなく、個人的には吉野家の牛丼とか、カップ麺でもいいな、と思っていたくらいだったので。

今回お隣さんに食事をあげたけど、その方は「エアカナダよりもずっとおいしいね!」と言ってました。私もそう思います。シンプルな生姜焼きとか、牛丼のような食事でいいんです。


ZIPAIR食事対策案

ZIPAIRの機内に持ち込めない飲食物はアルコール類のみです。 液体ではない食べ物や、保安検査後の制限区域内にあるフードコートやお店で買った飲食物は機内に持ち込むことができます。
100mL以上の液体は保安検査場内に持ち込めないので、飲料は制限区域内で買うのが安心です。

アイデアとしては、アルコールは機内で冷えたビールなどを購入すること。今回、私はサントリー ビール ザ・プレミアム・モルツ(350ml)をオーダーしたけど、久しぶりに飲む日本のおいしいビールは最高でした!

お水は、制限区域内(※搭乗前にある売店など)で買ってもいいけど、空のペットボトルを持って行けば、どこか適当に水を入れれば無料です。

あとは、売店でおにぎり2個から3個、お茶も買っておくかな。ビールのつまみのおせんべい、柿ピーもあれば良いでしょう。それと、搭乗当日にコンビニでメロンパンでも買っておこうか、と思います。これで、完璧!
搭乗後には機内食を1ミールほど事前に予約でOK。2つのミールはいりません。それでもお腹が空いてしまった方は、カップのたぬきうどんでもオーダーしましょう。

機内食 | ZIPAIR公式サイト
https://www.zipair.net/ja/service/meal


理由③無料Wi-Fi

無料Wi-Fiって、凄くないですか?インターネットが無料です!
私は思わず、この嬉しさを伝えたくて、自分のフェイスブックから機内の写真を撮って、○○ナウみたいな投稿をしようか、と思ってしました。しかし、それはちょっとお上りさん過ぎるな、と思い自粛…(笑)。

他の航空会社でも、ネットが有料で使えたりしますが、時間が限られているケースもあります。その点、ZIPAIRはいつでもネットができるって、ありがたいですね。

しかし、ここで注意点を!
ZIPAIRも他の航空会社のネットのように、遅いです。例えば、フェイスブック、インスタなどのSNSを見ていると、画像などはすぐに出て来ません。ネットのページが、カクカク動くこともあり、ともかく遅いのです。
当然、ユーチューブなど見ようにも、時間が掛かります。

だけど、ちょっと気づいたお仕事のメールなどはできますよ。その点はありがたいですね。

それと、機内のエンターテーメントの映画などは、無料Wi-Fiとは関係なく、自由に見れます。他の航空会社にように、映画や番組などは多くはありません。
私が乗った時に見れた映画は、たしか9つほどに限られていました。
ワイルド・スピード/ジェットブレイク、トップガン マーヴィリック、マトリックス レザレクションなど。
実際に見たのは、エルビス・プレスリーの映画です。

また、私はユーチューブのプレミアムのメンバーなので、事前に気になる動画をダウンロードしておきました。だから、私はいつでも気になった動画はあとで見れるようにダウンロードしてあります。もちろん音楽などもあるし、広告もカットされているので、便利なんですよね。
以前見たかった動画がストックしてあり、今回、機内で見るための動画をちょっとダウンロードしておいたという感じです。



ともかく、エルビス・プレスリーの機内映画と、自分で事前にダウンロードしていたユーチューブ、あとは本1冊で9時間ほどのフライトを乗り切りました。

ZIPAIRでは、事前に通路側や窓側などの席を事前予約(有料)もできます。しかし、私はちょっと我慢すればお金を節約できるので、事前の有料予約はしませんでした。で、たまたま非常口の後ろの席。つまり、前には空間がある席だったので、自由に立って運動したりトイレに行ったりできました。機内エンターテーメント、ユーチューブ動画、本、そして自由に動けるという環境で、9時間のフライトをうまく乗り越えることができたのです。

(イエーイ、足が自由な席でラッキー!窓側のお隣さんは、もちろんこの席のためにお金を払っていると言ってました)


理由④ZIPAIRの出発時刻AM10:25の快適さ!

これまでJALやAir Canadaを利用していた私にとって、バンクーバーから成田への出発の時間というのは、お昼過ぎというのがあたり前でした。
具体的に言うと、以下のようにいずれも午後出発。

エア・カナダ(ANA共同運航便)
出発:12:50
到着:14:55+1

JAL(アメリカン航空共同運航便)
出発:14:05
到着:16:30+1

結果、日本に到着するのが、3時~4時半となっています。
出発時間で余裕があるのは、ありがたいのですが、このスケジュールだと、例えば、JALの場合には、成田空港から出るのが、プラス1時間ほどで5時半くらい。そこからJR線の快速に乗って行くのですが、待ち時間もあり、実家のある平井(江戸川区)に到着するのが、7時半とか、遅いと8時を過ぎてしまいます。
そうなると、お風呂入って、軽く夕食済ませて、バタンキューって寝るだけ。

しかし、ZIPAIRは出発も早いけど、到着も早いので、1日をより有効的に使えます。



ZIPAIR
出発:10:25
到着:12:25+1

午前10:25出発なので、8時半までバンクーバー空港に行くのは、いつもよりちょっとキツかったです。だけど、到着がお昼過ぎなので、実家の江戸川区平井に到着したのは、3時くらいでした。
しかも、その時間帯って、電車も混んでなくて最高!デカいスーツケース持って、混んだ電車とか乗りたくないですからね。
あまりにも早く到着したので、実家の母親が驚いていました。

あと、細かいけど、成田の第二ではなく第一ターミナルに到着するところもいいと思います。なぜなら、多くの電車が始発で、席は自由に選べるし、出発までの時間帯しばらく待ってくれるからです。

実家に到着してから、郵便局に行って、自転車屋さんに行って空気を入れてもらって、錆びたギアにスプレーして、100円ショップに行ってコインケースを買って、ドラッグストアに行って疲れ目の目薬を買ってetc…。まあ、本来だったほぼ何もできない到着日を有効に使えました。
夕食の時間も、カナダ同様に6時にいただき、久しぶりのお袋の味も満喫!
幸せいっぱいでベッドへ。

ウィスラーからバンクーバー空港まではバスで3時間ほど掛かりのですが、今回は妻がいるバンクーバーのアパートメントに泊まり、そして息子が運転してくれた車で朝7時半に出て空港へ向かったので、その点も快適でしたね。

お隣に座っていたオタワから来たという方も、日本へ到着後、名古屋に行くとのことでしたが、早い時間の到着なので、「助かる」と言っていました。

きっとこれからZIPAIRを利用する多くのみなさんも、早い到着による恩恵というのはあると思います。



ちなみに帰りの日程は、午後3:40に成田空港から出発、そして同日の午前8:25にバンクーバーに到着です。
ここでも、また有効的に時間を利用できそうですね。
これからカナダに行く方も、到着日も活動日に当てられるので、機内ではぜひゆっくりと睡眠できるような対策を考えてみてください。
ちなみにZIPAIRの席はヘッドレストで、曲げられるようになっています。自分は利用しなかったけど、これも快適フライトに繋がりそうですね。



反省も込めて次回の座席選び

今回のZIPAIRの旅では、費用を抑えるために事前の座席指定を行いませんでした。行きの便では、たまたま非常口座席でゆったりと過ごし、トイレにも自由に行けました。しかし、帰りは窓側3席のど真ん中に挟まれてしまい、非常に窮屈な思いをしました。通路側の方がトイレに立つタイミングで自分もチャンスを逃さずにトイレに行きましたが、いつでも自由に席を立つのは難しかったです。ZIPAIRの足元スペースはやや狭く、隣の方が寝ている場合、トイレに行くためには起こさざるを得ない状況でした。

今回、幸いにも両隣は普通体型の方でしたが、もし少し大きめの方が隣だったら、さらに圧迫感を感じたことでしょう。次回は、こうした経験を踏まえて座席を指定しようと考えています。

では、どの座席を選ぶか?

ズバリ、以下の理由から旅客機後方の通路側座席を選びます。



理由

  1. 通路側なので、自由に席を立てる。
  2. 非常口座席や最前列座席は、家族連れが多く、小さい子供の泣き声が気になる可能性がある。
  3. トイレの近くは、人が立ち止まって並ぶことがあり、落ち着かない。
  4. 後方の席は人気が低く、隣の席が空くチャンスがある。

以下は、座席指定にかかる料金です。希望する後方通路側の座席は片道2,700円で、往復で5,400円の追加料金がかかりますが、この分は覚悟して払うつもりです。

座席指定料金

  • 非常口座席または最前列座席: 8,000円
  • 前方通路・窓側座席: 3,500円
  • 後方通路・窓側座席: 2,700円

ヘッドレスト、曲げられますだか

最後に

最後に私見、私なりの個人的な追加感想も加えます。

まずチェックインの対応ですが、他の航空会社と違って、いい意味ではカジュアルというか、悪く言うとイマイチ対応でした。
というも、メープルシロップをスーツケースに入れていたので、取扱注意のようなことを聞いてもらいたかったな、とちょっと思ったので。そんな質問も投げられずに、そそくさと終わった感じ。
ZIPAIRは安い航空券なので、丁寧な対応をしてくれないのかもしれません。

また、出発24時間前に『Information on Mobile Check-In process』というメールが来たのですが、その事前チェックインをスマートフォンで試したところ、「未払いのものがありこれ以上進めません」みたいな表示が出て来てしまいました。「えっ、何が未払い?もしかして帰りの追加したミールが、未払いなのか!?」と、よくわからないまま…。結局のところ、当日、カウンターでチェックインをしました。その時に、このことを質問したけど、担当者は、「わからない」という感じの対応でした。

キャビンアテンダントの方は、すべて日本人女性だったように見えます。
ZIPAIRは、JAL傘下の航空会社ですが、JALの方よりも小柄な方が多く、フレンドリーに見えました。JALの方ももちろんカスタマーサービスは素晴らしいですが、プロフェッショナル過ぎるというか、非の打ち所がない感じ。一方のZIPAIRキャビンアテンダントさんは、英語もちょっと完璧じゃないような。なんかワーホリ1年目の英語がうまい子くらいな感じ!?まあ、あくまでも主観ですが、そんな印象なのです。
みなさん、すべてブラックのスニーカーのような動きやすいシューズを履いており、カカト部分にはZIPAIRのロゴがあります。会社から支給された動きやすいシューズでサービスしているのです。そのせいか、動きも機敏で、しかもやさしくフレンドリーに見えました。

ビールをオーダーする際、本当なら自分のスマートフォンでオーダーするところ、面倒だから後部座席の方に直接言ってオーダーしたところ、自分のタブレットを使って、私のカード番号などをチェックしながら、タイプしてオーダーしてくれました。その際の対応が本当にフレンドリーで優しくて、私のJALカードを見て、「ああ、JALカードご利用ですね。いつもありがとうございます!」みたいな会話から始まり、日本への旅行目的など聞いてくれました。北米系航空会社さんには絶対ないみたいな、フレンドリー対応でしたね。

JALと違って、スラッとした美人ではなく、小柄で親しみやすいキュートな女性という印象。まあ、たまたまそういうフライトだったのかもしれませんが(笑)、そんな感想を持ちました。

以上、私の初のZIPAIRフライトを経験を元に、まだこの熱い気持ちが終了しない間にみなさんの参考になれば!という思いのレポートを書きました。これからZIPAIRを利用するお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。素晴らしいトリップになりますように!


ZIPAIRホームページ
https://www.zipair.net/


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自己紹介

自分の写真
1990年にワーホリで来て、その後、カナダで結婚。二人の子供がいます。 現在は、冬の間はウィスラーでスノーボードのインストラクターをしていて、また年間を通してスノーボード・ブログhttps://dmksnowboard.com/を運営、またスノーボード関連ブランドの 日本代理店フィールドゲートで働いています。 会社は東京にありますが、日々オンラインで海外ブランドとのやりとり、PR事業などを行っています。 時間がある時に、こちらのブログをアップし、これからカナダに来られる人に向けて現地からためになる最新情報を配信していきます。

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