後半から右ウィングで出場。
残念ながら、得点に絡むゴールやアシストはなかったけど、攻守に渡って活躍できました。
同リーグのライバルチームに見事1-0で勝利に貢献。
カナダのジュニア年代レベル・カテゴリー
カナダに来て、お子さんをサッカーチームに入れたいという方のために、こちらのジュニア年代レベル・カテゴリーを説明しますね。
年代によって違く、特に若い年代(U12以下)では、ゴールドが最高レベルですが、大河の年代U15だと以下のようになります。
一番上は、北米メジャーリーグ(MLS)のチーム。カナダを代表するプロチームの1つ、ホワイトキャップスのジュニアユース・チームです。彼らは、同じメジャーチームの下部組織(ジュニアユース)と戦います。
次は、大河が所属することになった、BCプレミアリーグ。
ブリティッシュコロンビア州という日本よりも広大な場所で8チームによるクラブチームのリーグになります。
遠征もバンクーバーアイランドやオカナガンまで行くから大変。
朝、バスで出て行って、夜帰って来ることもありそうです。
その下にメトロ。
大河が1シーズン過ごしたリーグ、バンクーバー周辺のエリアでのリーグになります。
ノースバンクーバー、ウェストバンクーバー、バーナビー、リッチモンドなどのチームがあります。
さらにその下には、ゴールド、シルバー、ブロンズ。
このゴールドやシルバーにもゴールド1、ゴールド2と2つのレベルがあり、小さい数字ほど高いレベルになります。
シルバー1で、チャンピオンになったチームが、次のシーズンにゴールド2に挑戦したりします。
年代によっては、ゴールドが3まであり、またブランズがなかったり。
小さな年代ほど、まだメトロリーグがないので、ゴールドが増え、ブロンズリーグが生まれる傾向にあります。
そして、一番下に、その町エリアで行うハウスのリーグがあります。
BCプレミアリーグまでの軌跡
大河は、これまでメトロで1シーズンやって、その前はゴールド2の1つ年代上のチームでやりました。
まとめると、このようになります。
2016秋~ BCプレミアリーグ(チーム名:マウンテンFC)
2015-2016 メトロリーグ(チーム名:ノースバンクーバーFC)
2014-2015 ゴールド2(チーム名:ウィスラーアバランチ ウィスラー、スコーミッシュ、ペンバートン3エリアのチーム形成)
それ以前 日本のチーム
そう、毎年1つ1つ階段を上がって来たのです。
どのレベルでもセレクションがあり、それをクリアして入ったのですが、BCプレミアリーグはスカウトがないとなかなか入れません。
スカウトを受け、練習に参加し、チーム内の同じようなポジションの子を蹴飛ばすという過酷な感じです。
また、U13という最初のプレミアリーグ年代だけに関しては、最初にセレクションがあり、そこでチーム作りが始まります。
そして、そこから新たに昇格して来た子供が挑戦し、狭きスポットを狙います。
もし、日本でかなり頑張って来たのに、残念ながらJリーグのジュニアユースに受からなかった子は、まずは練習許可をオファーし、そこでBCプレミアリーグに挑戦するのもアリでしょう。特別な才能を見せてコーチを驚かせたら、もしかしらそこでチーム入りが決定するかも!?
このU13で入った子供の多くは、そのまま次の年代でもプレミアリーグにいる傾向です。
だから、このレベルを目指す子は、最初に入ってしまうことが肝心。あとから、入るのは大変なのです。
大河の場合は、一年間も練習に参加し続けましたね。
長っ!(笑
大河はすでにスカウトを受けて、マウンテンFCの練習(=セレクション)に招かれたけど、鼻っからすでに決めていたメトロリーグのチーム、ノースバンに行くことを決めていました。
というのも、いきなりチャレンジが高い環境よりも、下げた環境でたくさんのプレー時間を経験したかったため。何よりも一度決めたチームに断りを入れるのは、人の道に外れると思ったからです。
そして時間が空く限り、マウンテンFCの練習にも参加し続けました。
大河のように長くプレミアの練習に参加した子供を見たことがないので、もしかしたらプレミア挑戦で最長期間のセレクションだったのかもしれません。
ともかく、プレミアに行けて、一安心。おめでとう!!
費用がより掛かる分、お父さんは、バイト頑張らないといけないけど(笑
だけど、ここからが大変。BCプレミアリーグでかなり高いレベルで活躍しないと、ホワイトキャップス・ユースに入ることはできません。カナダには、3つのプロチームがありますが、他2つはトロントとモントリオール。まず、その2つは地理的にもないでしょう。
カナダの中西部のカルガリーなど、プロチームはなく、そういうエリアの子供たちもプロチームのユースに入ることを夢見て頑張っています。競争は激しいのです。
当然、プロ選手になるには、こうしたユースで大活躍し、ドラフトに引っかからないといけません。だから、夢はさらに遠くにあります。
でも、日本でやっていた時のことを比べれば、ずいぶんとチャンスが広がったとも思います。
日本では、FC東京のセレクションなどは、1000人くらい来ていたようで、全然引っかかることはありませんでした。
その下のレベルのクラブチームもダメで、なんとか最後に地元のクラブ・チームが決まった感じ。
そこからでは、とてもじゃないけどJリーグには届かなったでしょう。
今、大河が入ったマウンテンFCでは練習試合で、ホワイトキャップスのジュニアユースと練習試合があり(※1-3で負け)、また先日は、オリンピック選手もいるカナダ女子のU20との試合(※6-1で勝ち)もありました。いろいろおもしろいことがあって、チャンスが広がった感じでです。
ホワイトキャップス戦でインパクトあるプレーを見せれば、スカウトの話だってあっただろうし、カナダの代表、BC州の育成コーチの目に留まる環境も近くに来たと思います。
大河にとっては、まさにここからが正念場。これまでのように、さらに上に行くことは難しいのですが、これからも温かく見守って、応援して行こうと思います。
お父さんにとっては、本当、楽しみなシーズン到来です!!
0 件のコメント:
コメントを投稿