安くても大丈夫!?カナダで買う玉子 OMEGA3、FREE RANGE、FREE RUN どれを買えばいい?

2021年4月19日月曜日

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カナダのスーパーに行くと、玉子の種類が豊富で何を買うか迷ってしまいそうです。
1ダース3ドルほどで買えるものから、8ドルも掛かるものもあります。
とりあえず、「安くてもいいや!」って手っ取り早く安い玉子を買ったり、長く住んでいると、「家族の健康のためにちょっとだけ高いOMEGA3にしようかな?」なんて考えてしまったり。さらに高いFREE RANGEやFREE RUNは、より栄養価が高そうに感じますね。
そこで、ズバリ!カナダで買える玉子の種類、どれを買えばいいのか、アドバイスしましょう。



値段の方は、大まかに言うと1ダースで3ドル~8ドル程度。
中には1ダースが多い人のために、半ダース(6個入り)もありますね。

カナダでワーホリに来る方などは、少しでも値段が安いものを好む傾向があると思います。
以前の僕も、ともかく値段が安いお買い得なものを選んでいました。

だけど、最近はちょっと考え方が変わって良い玉子を買うようにしています。

玉子は、ほぼ毎日食べるもので、自分の身体、また家族の身体を作る大事な食材。
例え3ドル高いものを買ったとしても、12個入りの玉子1個あたりの値段は25セント高くなるだけです。
だったら、おいしい玉子、健康にも良い玉子を買いたいな、ということになったのです。

で、僕がよく買うのは、このFREE RANGE表示のもの。


スーパーで買う安い玉子の鶏は、身動きもできないケージで入れられて、ひたすら食料を与えられ、ひたすら玉子を生ませるというもの。想像するだけで、可愛そうな光景ですよね。
対して、FREE RANGEというのは、鶏は元気に外で身体を動かして、そこから生まれた玉子なんです。

以前、僕は、FREE RANGEでなくFREE RUNを買っていた時期もありました。
というのも、FREE RUNというのは、きっと鶏が元気に運動していて、そこから生まれた良い玉子に違いないと思っていたからです。
また、FREE RUNの玉子の方がFREE RANGEのものよりも安かったので。

でも、ある日この表示の違いが気になって調べてみたら、FREE RANGEの方は『畜舎内だけでなく、外のエリアも自由に歩き回ることができる鶏から産まれた玉子』と知り、愕然としました。つまり、FREE RUNの方も、一応は畜舎内で自由に動ける身分ながら、残念ながら外に出してもらえない可哀そうな鶏だったのです。一度も太陽のお日様を見ずに、一生を終える鶏くんのことを考えると可哀そうになりました。
ちなみに、このFREE RANGEとFREE RUNのことは、現地に住むカナダ人でも意外に知られていません。

でも、そうは言っても綺麗ごとばかり並べて、この世を渡っていけるわけではありません。お父さんの安月給では、理想的な食材だけで家族に飯を喰わしていくのは難しい。だから、僕はその時の収入とか貯金とか、または状況を含めて、なるべく良い玉子を買うようにしています。

例えば、明日にでも娘のランチ用の玉子がいるのに、冷蔵庫になかった!という場合、仕方なしにウィスラーで買い物。その時は、値段がちょっと安いFREE RUNにしたり。
また、バンクーバーでよく行く大阪屋(OSAKAYA)スーパーでは、FREE RANGEの玉子が4ドル~6ドル以内で買えたりするので、それを買ったり。ちなみにウィスラーで買うFREE RANGEは、7ドルから8ドル程度となります。高いですね。


どれだけ良い?FREE RANGEの玉子

それでは、実際にFREE RANGEの玉子がどれだけ良いのか?
ご紹介しましょう。
まずは、今朝、僕が娘のランチを作ろうとして割った、玉子をご覧ください。


まあ、こうして見てもわかり難いかと思いますが、安い玉子よりも

1)色が濃い
2)プリプリして高さがある

という特徴があります。
実際、安い玉子もあったので、それを隣に割ってみたら、こんな感じでした。


左がFREE RANGEの高い玉子。右が安い玉子です。
「高い玉子を買っていると言っているのに安いものもあるのか!」と突っ込まれそうですが、たまたま昨日スーパーに安いFREE RANGEのものがなくて仕方なく。それでも一番安くはないものなんですが。
見比べてみると、色の濃さが違いますよね。

あと写真ではわかり難いけど、安い方がペチャーって平たい感じで、プリプリ感が弱い。
実際、フライパンで玉子焼きを作ってみると、FREE RANGEの方は元気な印象で、玉子がフライパンで踊っている印象。力強い玉子は、色のムラができやすい感じ。
対して、安い玉子は液体っぽいというか、混ぜやすくて、生命感の弱さを感じます。

僕自身は、あきらかに元気なFREE RANGEの方が栄養満点!!と信じて食べています。
実際、うまい気がするんですよ。

ただ、いろいろ調べてみたのですが、玉子の色というのは、結局のところ鶏が何を食べているかによって変わって来るようです。だから、色はあまり気にしなくてもいいのかもしれません。

カナダの玉子の種類

そもそもスーパーに行くと、様々な玉子が売っているけど、どれほどの種類があるのでしょうか?
いろいろ細かく分けることはできますが、だいたい以下のように分かれているということをご紹介します。

CLASSIC WHITE
文字通り白い玉子。値段は一番安い。12個入りは3ドル程度。安売りでもっと安いケースも。
あとは、玉子のサイズで値段は変わります。よくあるMサイズは、日本のMSサイズでちょっと小さく感じます。Lサイズが安売りしていたら、ワーホリには大きな味方かな!?

CLASSIC BROWN
ブラウンの玉子。イメージ的にこっちの方が栄養あるのかな?と思いきや、関係ないようです。上記のホワイトと値段も変わらない傾向で、また栄養も料理の適合も変わらない模様。
ということで、単に色の違いということで抑えておけば良いでしょう。

OMEGA3
OMEGA3は、身体活動のエネルギー源と言われていて、寒さから身体を守る脂肪酸です。
スキー、スノーボードの愛好家が多いウィスラーの方には、欠かせないものですね。
値段は、FREE RANGEよりも安いです。だけど、前に紹介したクラッシックよりも高い。
より健康を考えると、「OMEGA3かな?」なんて、考えてしまいます。
だけど、先日CBC Newsで紹介されたドキュメンタリー番組を見ると、そもそもOMEGA3入りの玉子には、微々たる分しか入っていなくて意味がない!人が必要なOMEGA3は、サーモン、クルミなどから採った方が有効だと、ありました。
だから、OMEGA3入りの玉子を買うのだったら、サーモンを少しでもいただく努力をした方が、よっぽど効率的です。


FREERUN
狭いケージでなく、元気に動き回った鶏が生んだ玉子。だけど、残念ながら、外へ散歩できません・・・。

FREE RANGE
太陽の光を浴びて、元気な鶏が生まれた玉子!きっと栄養価も高いに違いない。だけど、値段は高く7ドルとかしちゃうよ。僕はバンクーバーのスーパーで5ドル台とかで買ってます。

まとめ

今回、このカナダの玉子に関して調べるのにあたり、いくつかのサイトも当たったのですが、そこには衝撃的な実験結果もありました。
オーガニックの玉子は値段がずっと高いのに、栄養価では他の安い玉子とあまり変わらなかったということです。
そして、FREE RANGEの玉子は、ビタミンDが多く、コレステロールが少ない。バランスの取れた栄養があるということです。
何より、鶏が動き回れる幸せな環境なので、より栄養価が高い玉子を生み出してくれるのでしょう。
また、大きな会社の玉子ブランドよりも、よりローカルな小さな玉子の方がずっと栄養価が高いということです。
カナダを車を運転して田舎の方に行くと、地元の野菜を販売しているマーケットに出くわすことがあります。もし、そうしたところで、ローカルの玉子を販売していたら、きっとどこのスーパーよりも高い栄養価の玉子なので、購入することをオススメしたいです。
しかし、なかなかカナダに来た人が、こうしたローカルの玉子を買えるわけではありません。だとしたら、一番高いFREE RANGEを買うか、意外にも他のオーガニックやOMEGA3入りの玉子と栄養価が変わらない、一番安い玉子を買うか。その2択となるのかなあ、と思います。
玉子のパッケージには、あたかも健康そうな芝生の写真入りのものもありますが、どちらにしても大手の会社の玉子には、安い玉子とあまり変わらない栄養価、ということです。



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自己紹介

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1990年にワーホリで来て、その後、カナダで結婚。二人の子供がいます。 現在は、冬の間はウィスラーでスノーボードのインストラクターをしていて、また年間を通してスノーボード・ブログhttps://dmksnowboard.com/を運営、またスノーボード関連ブランドの 日本代理店フィールドゲートで働いています。 会社は東京にありますが、日々オンラインで海外ブランドとのやりとり、PR事業などを行っています。 時間がある時に、こちらのブログをアップし、これからカナダに来られる人に向けて現地からためになる最新情報を配信していきます。

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