カナダの首相、ジャスティン・トルドー(Justin Pierre James Trudeau)。
一昨年5月、日本で行われた伊勢志摩サミットでも、そのイケメンぶりは話題になりました。
http://www.afpbb.com/articles/-/3088556
そんなトルドー首相は、お父さんも首相です。
43歳という若さでカナダのリーダーになった華麗なるファミリーで、その人気の高さからも、アメリカのジョン F. ケネディーを彷彿とさせます。
かつてはウィスラーのスノーボード・インストラクター
そんなジャスティン・トルドー首相は、あまり知られていないけれど、実を言うとウィスラーのスノーボードのインストラクターを行っていたことがあります。そう、僕のイントラ先輩だったのです!これは嬉しい。トルドー首相が、大学卒業してから大学院の間に、イントラをしていたようです。(以下、写真は2年前すでにカナダ首相として訪れた時の様子。)
しかも、イントラをしていたのが90年代始めというから驚きます。まだ世間にスノーボードというスポーツが定着していない時期にスノボーのイントラだったのです。
スノーボードが初めてオリンピック種目になったのが、1988年長野だから、それよりもずっと前にスノーボードをやっていました。
以下に当時の姿の写真があります。
https://www.gq.com/story/justin-trudeau-snowboard-instructor-canada-tbt
自分も90年にはウィスラーでスノーボードをしていたので、どこかですれ違っていたのかもしれません。
一昨年、ウィスラーに来て滑ったコースは、ピークチェアのところ。ウィスラーに来た人なら知っているけど、そう超上級者コースばかりのエリアです。
お付きの方々、こんな急斜面滑れたのか、心配になりますね。
かつては、スノーボードのレースにも出ていたし、スノーボーダー憧れのジャンプ技、メソッドエアーも決めていました。
その時の勇姿の写真は、以下ページで。
https://calgaryherald.com/travel/ski-snowboard/our-prime-minister-is-a-snowboarder
当時、多くのスキーヤーやスノーボーダーがヘルメットをかぶっていない中、すでにヘルメットをかぶっていることにもビックリさせられます。先見の目があるし、やはり華麗なるファミリーだけに、そのへんの安全面は考えていたのでしょう。実際、ケネディファミリーでは、四男マイケル ・ルモイン・ケネディがスキー事故によって1997年に死亡。その時に、「スキー、スノーボードでヘルメットをすべきである」という報道が増えました。現在、カナダのスキー場では、ほぼすべての方がヘルメットをかぶっている状況です。
趣味のボクシングも相当な腕前!
トルドー首相のスポーツマンぶりは、それだけではありません。ボクシングが趣味。しかも、それがかなり本格的なのです。
モハメド・アリやマイク・タイソンなどの世界王者を輩出した名門ボクシングジム、グリーソンズ・ジムを訪問し、スパーリングを行ったこともあるほど。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=jtr016-jpp021266660&d=d4_aaa
オシャレのレベルも別格!?
ここまでスポーツの話題だったけど、今度はトルドー首相のオシャレのお話も。普通、世界の国を代表するリーダーと言ったら、かなりフォーマルな印象だけど、トルドー首相のソックスは、なんとスターウォーズなのだ。こんなオシャレ、あり得ない!(笑
https://front-row.jp/_ct/17118826
トルドー首相は、大のスターウォーズ・ファンなんだそうです。
難民ウエルカムの中道左派政党
トルドー首相は、カナダ自由党の党首。カナダ自由党は、二大政党の一つで、どちらかと言うと多くの人にやさしい政策を打つ左寄りの政党になります。お隣のドナルド・トランプのアメリカとは歴史的に最もつながった国ですが、ご存知のようにトランプ大統領は難民に冷たいので、難民はどんどんカナダに来ているようです。
お金持ちに厳しく貧乏人にやさしい考え方の政党だから、最低時給率もどんどんアップ中。これは国の政策というよりも、カナダ各州の政策の影響が強いかもしれないけど。僕が住むカナダのBC州でも、2021年には最低時給が$15.20になります。
驚きの公約は大麻合法
日本人にとって最も驚くべきは、2015年の総選挙の際に掲げた、嗜好品として大麻の合法化の公約です。
カナダでは、医療目的での大麻使用は2001年に合法化されていたので、処方された方が薬局で購入することは可能。しかし、再来月10月17日には嗜好品として合法化されます。
その背景には、マフィアが絡んだ不法な取引があるようです。これらの密輸には、密輸業者、犯罪組織、犯罪が絡んでいるという大きな問題があります。当然、不法な取引には税金が掛からないので、この合法化により税収アップも見込まれます。犯罪者がブラックマーケットで利益を手にできなくなり、また子供たちを犯罪から守る。さらに税収を上げるということです。
ちなみにトルドー首相自身、以前に何度か大麻を吸ったことも認めています(笑)。
カナダでは、15歳以上の14%が、「過去3ヶ月以内にマリファナを吸った」という衝撃的なデータも。
カナダでは、15歳以上の14%が、「過去3ヶ月以内にマリファナを吸った」という衝撃的なデータも。
つまり、ここまで非合法的な大麻だけど、すでに国民には浸透されてしまったもので、犯罪に手を貸したり、税金から逃れるようなら、もう合法にしちゃうぞ!ということなのでしょう。
だけど、主要7カ国(G7)では、娯楽目的の大麻使用を合法化する初めての国になるだけに(※アメリカでは一部の州が合法)、トルドー首相の政策は、やはり破天荒でしょう。
だけど、主要7カ国(G7)では、娯楽目的の大麻使用を合法化する初めての国になるだけに(※アメリカでは一部の州が合法)、トルドー首相の政策は、やはり破天荒でしょう。
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