カナダに来て、意外にびっくりするのが消費税の高さではないでしょうか?
買い物をしてみたら、思っていたよりも値段が高かったという経験。カナダに訪れた多くの方が感じたことだと思います。
カナダ全土で掛かる連邦消費税(GST)5%に加えて、BC(ブリティッシュ・コロンビア)州の場合の州税(PST)は7%。
合計12%の消費税が掛かります。
日本と違って、通常、価格表には消費税抜きのプライスが提示しているため、買い物をした後、思ったよりも「高かったな。」と思った方は少なくないでしょう。
だから多くの旅行客は、「買い物=+12%消費税」と考えます。
だけど、ちょっと待って!
本当は、カナダの消費税は、日本よりも安いかもしれませんよ。
というのも、カナダでは食料品や医療費などの消費税は、まったく掛からないやさしい消費税なのです。そう、カナダで最低限の生活をして行くために必要なものは完全非課税なのです!
今、日本では新たに消費税が10パーセントになることで、消費低下の懸念が叫ばれています。
しかし、もし毎日掛かるスーパーでの買い物の消費税が、0%だとしたらどうでしょうか?
きっと世のお母さん方は、消費税の掛からない嬉しさ爆発をさせることでしょう。
日本で過去にあった消費税のアップ時は、あのリーマンショックの時よりも大きく消費が落ち込んだとも聞きます。
一応は、日本でも食料品などは軽減税率8%に据え置きですが、もしカナダのように0%になったら!いや、そこまでは結構だけど、3~5%くらい低くなったら!?
景気は良くなるような気がします。
当然、財源は減るので、その分の財源確保が必要になります。
カナダのように、生活に必要な最低必需品以外は、12%から15%に引き上げてもいいと思います。
それでは、具体的にカナダの主なモノが、どれほどの消費税が掛かっているのか、チェックしていきましょう。
カナダBC州の主な消費税掛がからないもの
食料品、水道代、州運営交通、州運営交通、眼鏡・コンタクトレンズ、家賃、医療費(歯医者など)、整体・指圧カナダBC州の主な州税5%だけ掛かるもの
本、家庭菜園、衣料(子供サイズ)、100ドル以下の古着、お菓子類、電気代、薬(頭痛薬・風邪薬など)、女性美容品、映画入場料、自転車、スポーツヘルメット、ヘアサロン・理髪店連邦消費税と州税の合計12%が掛かるもの
洗濯洗剤、トイレットペーパー、家具、家電、事務用品、おもちゃ、台所用品、ペット用品、家庭園芸、衣料(大人サイズ)、紙おむつ(※布なら5%だけ)、携帯電話サービス、スポーツ用品、テレビ、パソコン特別な税金が掛かるもの
アルコール類(15%)※カナダではビールなど買ったらプラス15%消費税掛かるので、忘れずに!宿泊費(13%)
駐車料金(26%)※Translink Parking Taxが21%掛かり、連邦税5%と合わせて26%も掛かる
まとめ
カナダでは、基本的に生活に絶対に必要!と思うような食料品や医療費などは、消費税が掛かりません。また、子供にもやさしく習い事や服などは、5%です。
古着も100ドル以下なら5%。
一方でトイレットペーパーが12%となっており、「これは絶対必要だろ!」と突っ込みたくなるけど、もしかしたら手で洗えばいいじゃん!という考え方だったりして。
おむつも今どきみんな紙おむつだと思うけど、布を使っていれば5%と、一応、贅沢を慎む方には、やさしい対応ができていると思います。
日本の消費税の話って、「10パーは高い」とか、「将来のために、まあ仕方ない」といようような、単にパーセントとか、将来の財源という話ばかりなので、また違った視点でカナダの消費税を紹介してみました。
生活に最低必要な食料品は、消費税を掛けない。
子供の成長、教育に掛かる費用は、なるべく消費税を抑える。
一方で、これがなくても生きているいけるじゃん!というようなちょっとした贅沢品、レジャー品には、高い消費税を掛ける。
そんな方法もあるのです。
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