ブライアン・アダムスさんも反対!バンクーバー公園(スタンレーパーク)のコヨーテ駆除へ

2021年9月16日木曜日

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今日、フェイスブックの友人の投稿から、都内でハクビシンを見たという興味深い投稿を見ました。ちょっと調べたところ、都内には1000頭もいるらしく、その数は元々いたタヌキよりも多いとか。増えてしまった原因は、人間が与えた餌にあるようです。
ただ、ハクビシンというのは危害を与えるのではないそうで、その点は安心。

ところが!

似たような例で、今、バンクーバーの公園、スタンレーパークで問題となっているのが、コヨーテの存在です。


ウィスラーでは、様々な野生動物を見られます。
クマ、シカ、タヌキ(アライグマかな?)、ウサギ、リスなどが主なところで、運が良いと朝早く川で泳いでいるビーバーくんを見かけることもあります。しかし、そんな野生動物の中でも最も恐れられていて、あまり出くわしたくないのが、コヨーテなのです。

なぜなら、コヨーテは小さな子供、赤ちゃんなどを襲うことがあるし、近所で飼っているネコが見つからなかった場合には、「あーあ、それはきっとコヨーテに襲われて食べられちゃったんだよ」なんて話すほど怖い生き物なのです。

時には、犬を襲うこともあるようなので、自分も警戒しています。たまにウチのチャーリーが、ウンコするのに林に入ってなかなか出て来ないと、まさかコヨーテに襲われたのかなんて思い、ちょっと怖い時がありますね。そんな時には「おーいチャーリーどこだー!」って叫んだりします。

過去にコヨーテを見かけた例では、たいてい道路の横をちょんちょんと駆け抜けていて、「あれどこの犬!?」なんて一瞬思った後に、「あっ、コヨーテだ!」なんて、思う感じで。ウィスラーの住宅街で時々、見かける感じです。

だけど、今、バンクーバーでは市民の憩いの場として知られるスタンレーパークでコヨーテに襲われる事件が多発しているのです。

野生動物保護や自然保全を行う団体によると、2020年12月から2021年9月9日までの間にスタンレーパークで45人も襲われているそうです。メチャクチャな頻度で怖いですね。おそらく、報告されていないケースもあって、実際はもっと多いのでしょう。

今年7月には2歳児の女の子が襲われました。いっしょにいたお父さんがなんとか追い払って命に別状はなかったということだけど、怪我を負ってしまいました。

バンクーバー市では午後10時から翌朝6時まで必要のない人のアクセスを閉鎖。さらに今月3日からは午後7時から翌朝9時までに閉鎖時間を早めるなどして対策に努めてきたそうです。

パーク内では、パトロールを増やし、市民にコヨーテが攻撃的になる夕方、訪れるのを避けるように呼び掛けてきたのですが、それでも収まる気配はなかったようで、駆除することになりました。

今後、2週間掛けて、業者がトラップを仕掛けて35頭のコヨーテを捕らえるそうです。

そこに待った!をかけている代表の一人は、バンクーバー出身のアーティストで80年代は僕もよく彼の音楽を聴かせていただきました!ブライアン・アダムスさんです。

「スタンレーパークでのコヨーテの淘汰? 自然の生息地から種を取り除くことによるノックオン効果を検討してほしい。彼らがイエローストーンのオオカミを一掃したときに何が起こったのか見たでしょう。彼らは生態系のバランスをとるために再び野生化させなければなりませんでした。」

ブライアン・アダムスさんは、以上のように主張されています。

動物愛護団体からも「殺さずに、他の場所に移すことはできないか?」という声が出ています。それに対して野生動物の管理を行っているバンクーバー市は、「コヨーテは縄張り意識が極めて強く、他の場所に移すことで、その場所に元々いる動物への影響が懸念される」と回答しています。

そもそもスタンレーパークでコヨーテが増えてしまったのは、人が餌を与えてしまったような原因だそうです。可哀想なお話ですね。


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自己紹介

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1990年にワーホリで来て、その後、カナダで結婚。二人の子供がいます。 現在は、冬の間はウィスラーでスノーボードのインストラクターをしていて、また年間を通してスノーボード・ブログhttps://dmksnowboard.com/を運営、またスノーボード関連ブランドの 日本代理店フィールドゲートで働いています。 会社は東京にありますが、日々オンラインで海外ブランドとのやりとり、PR事業などを行っています。 時間がある時に、こちらのブログをアップし、これからカナダに来られる人に向けて現地からためになる最新情報を配信していきます。

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