例えば、銀行のキャッシュマシーンで、100ドルを下ろした時、50ドル札が2枚ってあまりないと思います。
10ドル札が10枚はまったく記憶にありません。
普通、20ドル札が5枚です。
先日、自分のフェイスブックで「最近見かけなくなった2千円札の行方、こんなところに流出していたのか!」という投稿があったのですが、確かに日本では、あまり重宝されなかったようですね。
その理由を僕なりに思うのは。
日本人の脳と西洋人の脳の捉え方に違いがあると思うのです。
日本人ってどちらかというと、理数系の左脳派タイプが多いように思うのです。
だけど、カナダの人は、もっと抽象的に判断するというか、イメージとして捉える右脳派タイプが多いと思うのです。
例えば、時間の現し方。
7:45
日本語だと、「ひちじ・よんじゅうごふん」と言いますよね。
でも、英語だと、「クォーター・トゥ・エイト」です。
クォーター:4分の1
という捉え方をするのです。
きっと、頭の中には、ピザがあって、その内の4分の1カットのところをイメージしているのでしょう。
15分前だと、「トゥ」で、
15分後だと「パス・トゥ」だから、
8時、15分前という捉え方で、「クォーター・トゥ・エイト」です。
ちょっとわかり難い表現ですよね?
エイトが入っているから、「8時何分か?」と一瞬思ってしまいそうなので。
よく、日本でスノーボード・トリップに行ったり、子供のサッカー遠征のガス代などで、親御さんたちがきっちりと割り勘する姿には、驚くことがあります。カナダでは、もっと曖昧で、そのへん適当だったりするので。
あと、カナダではよくおつりを間違えます。
海外生活したことがある方なら、「あるある」だと思いますが、本当頻繁にありますよね。
だから、しっかりとチェックしていないといけません。
あと、笑っちゃうのは、例えば買った商品が、10ドル60セントだったので、とりあえず10ドル札がないので、20ドル札、それに60セントないので、10セントだけ小銭を出したパターン。日本なら、普通におつり10ドル50セントですが、結構、カナダのキャッシャーの方は、クエッション・マークしている顔の方がいるから驚きです。
こういう計算が苦手なところも曖昧文化になり、視覚で物事を捉えるところにつながり、しいては20ドル札という文化を作るのかもしれません。
ちなみにカナダでは、一昨年から1セントを作る費用は1セントよりもずっと高いということで、1セントが使用できなくなりました。だから、98セントの商品は1ドルに商品になったり、96セントの商品は95セントの商品になったりしています。このへんも曖昧文化の増長要因(?)。
あと、もう1つカナダで20ドル札が頑張る理由は、カナダで基本的に100ドルって敬遠されるからかも。
スーパーで100ドル出すと、「えー、100ドルかよ。おつり面倒くせえ。」という顔をされたりします。
だから、100ドルってあまりお目に掛かられないですね。
そのため、20ドルが活躍しているってこともあるでしょう。
ところで、日本で受け入れられなかった2000円札ですが、実を言うと僕はお守り代わりにもっています。
以前、日本に帰った時、友人が「フサキ、これは今、日本で話題の2000円札だ。ちゃんととっとけ。」と渡され、それ以来ずっと持ち続けてしまったというわけです。
そんなわけでカナダに住む僕が意外にも2000円札を大事に持っているという話でした。
ついでにこの日記のアドレスが、偶然にも最後の数字が202000だって。さらにオチがついたね!(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿