これは新民主党(NDP)政権の計画の一環で、2021年までに最低賃金は15.20ドルになります。
カナダの物価上昇率に対して、最低時給が低く、生活をしていくのに苦労している方が多い理由から、そのようなことが今年2月9日に発表されました。(以下、参考リンクGlobalNews)
https://globalnews.ca/news/4014200/b-c-to-raise-minimum-wage-to-15-20-an-hour-by-june-2021/
BC州は、バンクーバーなど都市部の家賃が高騰。おまけに日頃スーパーで買う食材などは値段が上がって来ているので、生活するのが大変という声もよく聞かれます。
一方で、隣のアルバータ州やカナダ経済メインとなっているオンタリオ州よりも「最低賃金が低過ぎる!」と言われ続けていました。(以下、イラスト。BC州$11.35に対してアルバータでは$13.60、オンタリオ州では$14。)
今後、BC州では段階的に毎年、6月1日に最低時給をアップする予定です。
しかし、賃金引上げを推進機関であるThe Fair Wages Commission(ザ・フェア・ウェイジス・コミッション)では、2021年までにさらに20セント多い$15.40の実施すべきと提言しているので、今後さらに時給が高まる展開も予想されます。
BC州最低賃金引き上げ計画
2018年6月1日: $12.65 ($1.30 増) ※今月賃金アップ!2019年6月1日: $13.85 ($1.20 増)
2020年6月1日: $14.60 ($0.75 増)
2021年6月1日: $15.20 ($0.60 増)
労働者にっては、朗報!
人件費で頭を悩ます雇用者にとっては、大変。
カナダ同様に日本のワーキングホリデーの方に人気が高いオーストラリアでは、すでに最低賃金は18.29ドルに引き上げられています。
その結果、オーストラリアでは、英語がうまく話せないワーホリを雇って、違法的に安い賃金で働かすところも出ています。
今後カナダでもこうしたことが起きる可能性はあり、注目していく必要がありますね。
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