15歳の娘が、はじめてコーヒーの味に目覚めたコーヒー豆の専門店、KOFFEE MAMEYA(コーヒーマメヤ)。
そこでコーヒーを買うのは、今回日本のトリップの楽しみの一つ。
原宿駅を降りて竹下通りから表参道に向かってナビを片手に向かいます。
所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目15−3
さすが表参道!という高級でオシャレなたたずまいの場所を歩くと、突然現れた珈琲店。
こんなところに!
と思うような閑静な住宅街にありました。
お店に入ると、すでに外国人のお客さんでたくさん。
接客しているところを拝見すると、この方たちはオーストラリアから来た有名なバンドの方のようです。以前から、KOFFEE MAMEYAのファンのようで、店員さんと仲良く話していました。
そもそもこんなコーヒー豆の専門店に来たことがないので、オーダーの仕方がよくわかりません。そこで、オーストラリア人客の話を参考にしようと、聞く耳を立てていました。
ワインのソムリエのように、店員さん(バリスタ)がお客さんの好みを聞きます。そして、実際にティスティングして、お客さんはどのコーヒー前を購入するのか最終決定するようです。
前のオーストラリア人の方は、かなり高額なコーヒーを買っていたようです。
「4500yen」という声が聞こえて来ます。
「マジか!そんなに高かったのか!?」
とちょっと焦りました。
しかし、ここまで来た以上、もう引き下がれません。
せっかく来たので、娘のためにはも何か買おうと決心。
はじめてのことで、ちょっと緊張します。
「こちらにお店には来たことがありますか?」
「いえ、はじめてなのですが、以前、友人がここのコーヒー豆を買って来てくれて。とてもおいしくて、日本に来た時にはぜひ来ようと思っていました。」
「ありがとうございます。その時のコーヒー豆に入った袋は、色を覚えていますか?」
「はい、この茶色の袋です。」
「そうですか。袋の色は焙煎具合を示していて、こちらはダークローストになります。」
なるほど。
そもそも、いつもわけもわからずコーヒーをオーダーする時、単純に苦いかそうでないかぐらいの気持ちで、「ミディアムロースト」とか「ダークロースト」とか伝えていたけど、ようは焙煎の具合のことだったのかあ。
「普段は、どんなところでコーヒーを飲みますか?」
「正直、特別なコーヒー屋さんには行っていなくて。スターバックスとかティムホートンが多いんです。」
店員さん(バリスタ)は、以前、カナダのトロントに住んでいたことや、スノーボードをしていたので、ウィスラーに住んでいることが羨ましいなど、僕たちの緊張をほぐすように丁寧に接客してくれました。
そして、ダークローストのコーヒーを勧めてくれて、ティスティングしました。
うまい!
コーヒーというと、苦みで飲んでいて引っかかりがあるようなところがあって、それが良いという部分もあるのだけど、ここのコーヒーはダークローストでもまったく引っ掛かりがなく、スムースに身体に入っていくような感じです。
コーヒーというのは、そもそもフルーツなようなもので、豆の状態で買っても2か月が限界。
挽いてしまったものは2週間程度しかもたないとのことでした。
また、焙煎が短いものは、よりフルーティーな味わいになるそうです。
店員さん(バリスタ)は、そんなことも丁寧に説明してくれながら、僕たちに一段階上のライトローストのコーヒーもティスティングしてくれました。
試してみてなるほど、確かにコーヒーというのがフルーツということがわかるような気がしました。
クレアは一段階ライトなコーヒーもオーダーすることにしました。自分の分、娘の分、ママのお土産分の3袋を購入。
僕たちが選んだコーヒー豆は、どれも国内産のTakado Cofeeでした。
KOFFEE MAMEYAでは、世界中から厳選されたコーヒー豆を扱っていて、その豆はメルボルンや香港などから来るとのことです。
その季節ごとに来るコーヒー豆も様々な種類なので、数か月前に買ったコーヒー豆も同じように買えるわけではありません。
まさに一期一会。
今日、ここで出会ったコーヒー豆は、僕たちの今日だけのおいしいコーヒーになるのです。
で、気になるお値段は?
一袋1950円でした。
前のお客さんが、高いコーヒー豆を買っていたので、ちょっと焦ったけど、このへんのものがベーシックで最安のようです。
もちろん、普通のコーヒー豆と比べれば、高いかもしれませんが、それでもおいしいコーヒーがいただけると思うと幸せな気持ちになります。
店員さん(バリスタ)は、コーヒーに対する知識が深く、帰り際には豆も挽く時のつぶの大きさなども丁寧に説明してくれました。
そして、コーヒーを作る時の量、お湯の温度など、くわしく用紙に書き込んでくれます。
この日の店員さん(バリスタ)は、3人いましたがすべての方が上手に英語を話していました。明るい笑顔で自信を持って話す姿は、おいしいコーヒー豆を売っている誇り、喜びのようなものを感じました。
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