健康診断に行ってきました。
先日、日本を旅行していた際に、テレビ番組『羽鳥慎一モーニングショー』を観ました。その番組では、元プロ野球選手の佐野慈紀氏が、糖尿病により右腕を切断したという壮絶な体験と、それに至る経緯を語っており、視聴者に健康への意識を高めるきっかけを与えていました。
佐野さんは、現役時代には健康管理を欠かさず続けていたそうですが、引退後は健康診断を怠ってしまい、その結果、病に襲われてしまったのです。
自分が病気になれば、本人がつらいだけでなく、家族にも大きな迷惑をかけてしまいます。
私自身も、10年以上前に日本で健康診断を受けた際、「糖尿病に気をつけましょう」と言われたことを思い出しました。それもあり、カナダに戻ったら健康診断を受けようと考えていたのです。
カナダで身体検査を受けたのは、もう5年以上前のことになると思います。今56歳。そろそろちゃんと検査しておこうと思い立ちました。
診察では、まず両親が健在かどうかを聞かれ、父が早くに亡くなったことを伝えると、そのときの年齢も尋ねられました。さらに、タバコを吸うか、お酒を飲むかについても聞かれました。
ちなみに私はタバコは吸いません。お酒は以前は毎日飲んでいましたが、今年に入ってからは週2回程度、適量に抑えています。
また、コロナワクチンとインフルエンザの予防接種についても聞かれました。コロナワクチンは接種済みですが、インフルエンザワクチンは打っていないことを伝えると、接種を勧められました。
歯科検診は年に2回、眼科検診は年に1回を勧められました。歯はすでに定期的に診てもらっているので問題ありませんが、目の検査はこれまで一度も受けたことがありません。
帯状疱疹についても話があり、私が大人(たしか20歳以降)になってからかかったことを伝えると、それについては問題ないとのことでした。
その後、体重を測り、聴診器で胸と背中の音をチェック。さらに血圧も測ってくれました。
いずれも特に問題はなかったようで、医師が用紙の項目を見ながら「あれもやっておこう、これもやっておこう」とチェックを進め、最後に「では、次は1階で血液検査をしてきてください」と言われて診察は終了。「バイバイ」と言われました。
診察時間は10分程度だったと思います。早いものです。
検査結果は3週間後に電話で知らせてくれるとのことで、確実に電話を受け取れる時間を聞かれました。
血液検査では注射で血を採られて終了。
そうそう、1階の受付では、便のサンプルを取るためのキットも渡されました。あとでマニュアルを読んでみますが、おそらく明日以降に提出すれば良さそうです。
最後に、ECG検査(心電図検査)の予約もするように言われました。これは2週間後で、検査時間は10分ほどとのこと。
血液検査も数分で終わったし、全体として診療所には30分もいなかったと思います。日本での健康診断ではバリウムを飲んでレントゲンも撮りましたが、今回はそうした検査はなし。
とても簡単な検査で、ちょっとあっさりした印象もありましたが、まあ、これでひと安心です。
ところで、今回の健康診断の内容で「どこまでがん検診がカバーされているのか」が気になり、ChatGPTで調べてみました。
今回の検査でカバーされていそうながんは:
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大腸がん(便潜血検査によるスクリーニング)
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肝機能異常(→肝臓がんの兆候)
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腎機能異常(→泌尿器系のがんの兆候)
一方、今回の内容には含まれていなかったがん検査の例:
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胃がん検査(バリウム検査や内視鏡が必要)
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肺がん検査(胸部レントゲンやCTが必要)
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乳がん・子宮頸がん検診(女性対象)
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前立腺がん検査(PSA検査)※血液検査で可能だが、年齢や家族歴などで判断される
カナダの一般的な一次医療(ファミリードクター)では、年齢や家族歴、症状の有無によって検査内容が変わるため、「気になるがんの種類がある場合は医師に相談する」ことが推奨されます。
もし「特定のがん検診も受けたい」と思う場合は、それに応じた専門検査の依頼(紹介状)を出してもらう形になります。
気になる方は、ぜひカナダで健康診断を受けてみてください。
無料なので、ぜひ!
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